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フランティシェク・ドルドラ (フランツ・ドルドラ) - Drdla

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フランティシェク・ドルドラ (フランツ・ドルドラ) (1868-1944)

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František Alois Drdla

フランティシェク・アロイス・ドルドラ(František Alois Drdla, 1868年11月28日 - 1944年9月3日)は、ライト・クラシックの作曲で著名なチェコのヴァイオリニスト。ドイツ語式にフランツ・ドルドラ(Franz Drdla)とも呼ばれる。
モラビアのズジャール・ナド・サーザヴォウ(Žďár nad Sázavou)に生まれる。ヴァイオリンと作曲を最初にプラハ音楽院で学んだ後、ウィーン音楽院でヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世にヴァイオリンを、アントン・ブルックナーに音楽理論を、フランツ・クレンに作曲を師事。しかしながらドルドラの作風にこれらの教師の影響は見出されない。有名な演奏会ヴァイオリニストとして欧米各地を巡演する。1944年にオーストリアのバート・ガシュタインにて他界。

3つのオペレッタや1つのヴァイオリン協奏曲、数点の管弦楽曲や2つのピアノ三重奏曲などの大作を遺しているものの、作曲家のドルドラに国際的な名声をもたらしたのは、後期ロマン派様式による軽めの性格的小品である。わけても有名なのは、ヴァイオリンとピアノのための《思い出》と《幻影 Vision 》のほか、ピアノ五重奏のためのハンガリー舞曲《ヘイ ハイ! Hej, Haj! 》作品30-4である。ドルドラの性格的小品は、人気のあるボヘミア風の旋律とハンガリー風の旋律を混ぜ合わせ、「ハンガリー風に」表現したものである。

思い出(おもいで:原題:Souvenir for Violin & Piano)はフランティシェク・ドルドラのヴァイオリンとピアノのための小作品。1904年の作。
ニ長調。4分の3拍子。優美で繊細なヴァイオリンの旋律で日本国内でも有名。ピアノの緩い5度和音の序奏の後、ヴァイオリンがアルペジョを基にした主題を奏でる。

中間部はヴァイオリンの重音が印象的。フラジオレットをうまく使った甘い展開部。再現部のあとのコーダでは左手ピチカートでD音を鳴らす。ヴァイオリンの技巧におぼれない演出が品位ある効果を出している。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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