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カール・オルフ - Orff

Classical Music

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カール・オルフ (1895-1982)

LinkIcon世俗カンタータ 《カルミナ・ブラーナ》 より 「おお、運命の女神よ」

Carl Orff

カール・オルフ(Carl Orff、1895年7月10日 - 1982年3月29日)はドイツの作曲家。ミュンヘンに生まれ、同地で死去。
カール・オルフは作曲家としてジャンルを特定させない特異性を持っていた。彼の作風は独自のジャンルを作り出しているからである。オルフ自身は、自分の音楽劇を、単なるオペラではなく、童話オペラ(メルヘンオペラ、Märchenoper)と呼んでいた。
1937年6月8日、フランクフルト・アム・マインの市立劇場で初演された「カルミナ・ブラーナ」 (Carmina Burana) は大成功を修めドイツ各都市で上演された。しかし、第2次世界大戦の勃発によってドイツと他国との文化の交流が断絶したため、カール・オルフの名は同世代のイベール (1890-1962)、プロコフィエフ (1891-1953)、オネゲル (1892-1955)、ミヨー (1892-1974)、ヒンデミット (1895-1963) 等よりも国外で知られるようになるのは遅かった。

結局国際的に名が知られるようになったのは1954年で、オルフが59歳頃でレコード化された後である。カルミナ・ブラーナの成功によって自信を得たオルフは、出版社ショットに寄せた手紙の中で、「今までの作品すべて破棄して欲しい。と言うのは私にとってカルミナ・ブラーナが本当の出発点になるからである」と記している。
オルフの作品について言えるのは、和声・旋律・リズムのすべてが、単純さ、明快さ、力強さにあふれている事である。打楽器に対する執着は原始的なバーバリズムを強く感じさせるものである。また同じメロディー、同じリズムの繰り返しは、音楽初心者を決して飽きさせないので、ドイツの交響楽団が赤字防止のために良くやる演目ではある。
しかし子供でも歌える平易さゆえに幼稚で反って知的な大人には飽きさせるという二面性を持っていて、通常の現代音楽専門のコンサートで取り上げられることは全くなくラヴェルのボレロなどとともに分類上近代音楽扱いとなっている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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