イサーク・アルベニス (1860-1909) Isaac Manuel Francisco Albéniz
Isaac Manuel Francisco Albéniz
イサーク・マヌエル・フランシスコ・アルベニス(Isaac Manuel Francisco Albéniz, 1860年5月29日 - 1909年5月18日)は、スペインの作曲家・ピアニストであり、スペイン民族音楽の影響を受けたピアノ音楽の作曲で知られる。カタルーニャのカンプロドンでスペイン系ユダヤ人の家庭に生まれ、4歳の時にピアノ演奏をするほどの天才児だった。
ライプツィヒの音楽院で短期間学んだ後、1876年にブリュッセルで学ぶ。1880年にブダペストに赴いてフランツ・リストに師事しようとしたが、当時リストはヴァイマルにいたため会えなかった。
なお、少年時代についてはこれまで世界を股に翔けた冒険物語として伝記等で知られてきたが、これらはアルベニス自身の話を書き留めたものでほとんどが嘘である事が判明している。最近、徹底的な取材による新しい伝記が出版された。
1905年から1909年の間に、最も良く知られた作品「イベリア」(1906年から1909年にかけて作曲)および12のピアノによる「印象」を書いた。これはスペイン音楽としてだけではなく、古今のピアノ作品の中でも傑作として演奏会でも取り上げられる機会の多い作品集である。なお、これらはギター用に編曲・演奏される機会が多い。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』