シャルル・グノー (1818-1893)
Charles François Gounod
シャルル・フランソワ・グノー(Charles François Gounod,1818年6月17日 - 1893年10月18日)は、フランスの作曲家。わけても、ゲーテの『ファウスト』第1部に基づく同名のオペラで有名である。バチカンの実質的な国歌である『賛歌と教皇の行進曲』を作曲したことでも知られている。
1870年から1875年まで、グノーは戦乱を避けてイングランドに過ごし、のちの王立合唱協会(ロイヤル・コーラル・ソサエティ)の首席指揮者を務めた。この頃から、グノー作品の多くが実質的に声楽曲や合唱曲となった。
グノーは後半生において主に宗教曲を手掛けているが、中でもバッハの『平均律クラヴィーア曲集』第1巻第1曲の前奏曲に旋律をかぶせた『アヴェ・マリア』は有名であり、『グノーのアヴェ・マリア』と称されている。
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