チプリアン・ポルムベスク (1854-1883)
Ciprian Porumbescu
(ヴァイオリニスト・天満敦子さんは)1992年に文化使節としてルーマニアを訪問、ルーマニアの文化大臣から、ダヴィッド・オイストラフに並ぶヴァイオリニストとして、絶賛された。この縁がもとで翌1993年にルーマニア出身の薄幸の作曲家チプリアン・ポルムベスク (en:Ciprian Porumbescu)の遺作「望郷のバラード」の楽譜を托されることとなった。
哀愁を帯びた美しい旋律に魅せられて日本初演するとそれが評判となり、1993年発売のアルバム『望郷のバラード』はクラシックとしては異例の5万枚を超える大ヒットとなった。「望郷のバラード」はまさに彼女の代名詞のような存在になっている。
東欧革命前夜のルーマニアを舞台に、この曲をめぐる謎とヴァイオリニストの恋愛を描いた高樹のぶ子の小説『百年の預言』のヒロインは、天満をモデルとしている。
(「望郷のバラード」を日本に広めた天満敦子さんのWikipediaから)
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